「切削」マニア論

専務のイチオシ「トリプルアール SE100」

 

まいどです!ツチヤ精工 専務のタカシゲです。

 

やってまいりました、2回目の【専務のイチオシ】コーナー!
今回紹介するのは、トリプルアール(株)さんの精密濾過装置「トリプルアール SE100」です。

 

※このコーナーでは、同業者の皆さまや切削業に興味のある学生さんへ向けて、深江工場で導入している優れたアイテム(切削機器・設備等)を不定期で紹介していきます。機械フェチの僕目線で魅力を語る場なので、専門的というよりも使用感などの主観が入りますので、そこはご了承くださいませ。

 

 

精密濾過装置「トリプルアール SE100」は、先日ご紹介した「ペールカン脱油機」から出てきた切削油をキレイな油へ濾過する装置です。特殊な紙のフィルターとポンプの圧力で、金属片などの微細なゴミを取り除いてくれる優れもの。再利用する切削油をできるだけキレイな状態にしておくことで、いろんなメリットがあるんですよ。

 

この「トリプルアール SE100」、実は10年ほど前の【JIMTOF(日本国際工作機械見本市)】で僕がたまたま見つけたもの。こういう装置をずっと探していて、なかなか見つからなかったので「こうなったら自分で作ろう」と思っていた矢先でした。大手企業さんが展示している表通りをひととおり見た後、裏通りを歩いていたら「これや!」と。運命の出会いでしたね。

 

 

▼使用動画▼

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↑濾過後のフィルター

 

 

僕がおすすめするメリットは4つ!

(1)切削機器のフィルターの目詰まりを防ぐ

(2)構成刃先を防ぐ

(3)オイルホールドリルの先端の詰まりを防ぐ

(4)面粗さの悪化を防ぐ

 

 

「トリプルアール SE100」を導入してから、高圧ポンプのフィルター交換の回数が劇的に減りました。
トリプルアール自体の紙のフィルターも、半年に1回くらいの交換で済むのでコストもそこまでかかりません。つくづく、いい買い物をしたなぁと思っています。

興味を持った方はぜひご自身でも調べてみてくださいね。

 

次回の【専務のイチオシ】は「レゴフィックス 「reCool(リクール)」です。お楽しみに!

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